2013.10.24 18:37:43
寄席クラシックス第8回に加羽沢美濃が登場します。第1回の「桂福丸:落語と12人のヴァイオリニスト:クラシック音楽」に始まって以来、毎回それぞれの組み合わせに、我田引水になりますが、プロデューサーである私自身観て聴いて楽しんできました。
そんな中、とりわけ今回はより期待大の組み合わせです。コンサートの内容は充分に加羽沢が楽しませてくれる事は間違いありませんが、桂福丸と加羽沢のトーク・バトルはどのような展開になるのやら。
加羽沢は、ラジオでは9年間NHK・FM「名曲リサイタル」の司会をやってトークの腕を磨き、現在はテレビNHK・Eテレビ「らららクラシック」で作家の石田衣良さんと共に、堅くなりがちなクラシック音楽を面白く紹介しています。
コンサートでは1997年から髙嶋ちさ子とコンビで美しい音楽とは別に、まるで「クラシック漫才」と言ってもいいトークを展開しています。どれだけこの二人が「ボケとつっこみ」のトークを自由自在に繰り広げて、クラシックのコンサートを革命的に変えて来たか。
ボケの天才、時にはつっこみの奇才・加羽沢美濃が、上方落語の俊英、桂福丸とどう舞台を創り上げるか。福丸が加羽沢からどんな新たな才能を開花させてくれるのか。
11月22日のHakuju Hall(白寿ホール)は、聴き逃せない、見逃せない歴史的!?「寄席クラ」なる事間違いなしです。 79年間、いろんなステージを観てきた、私、髙嶋が言うのだから間違いありません。もし期待はずれなら、ボケ老人に騙された、と諦めて下さい。終演後のパーティで、どうぞ「このボケ親父!」とおっしゃって下さい。
髙嶋弘之